海外出張先で到着時にバゲージロスト、すべての機材を失ったDTMerのお話し

どうも!フランス出張で(ほとんど)すべてのDTM機材を失った漢、やまちゃです!(=゚ω゚)ノ


スーツケースがバゲージロストになり、その中に入っていた全ての仕事道具、衣服、調理器具、そしてDTM機材を無くしました。
正確には現在も捜索中です。

なかなか貴重な体験をしたので記録に残そうかなーと思って、久々にブログを更新しますw


どれくらい貴重な体験なのかを最近聞いたのですが、



「10年に1度起こるかどうか」



なんだそうです。
会社の人に聞いたので多分うちの会社で10年に1度見るかどうかくらいなんだと思います。
それでも、本社単独社員数3000人オーバー、グループ社員含めると6000人オーバーで、海外出張する部署も多数ある会社なので、なかなかレアなケースだと思います。



お品書きはこんな感じ


1,どこで無くなったのか
2,どうやって無くなったのか
3,何が無くなったのか
4,無くなった際の対応(空港編)
5,無くなった際の対応(保障編)
6,スーツケースが無くなった際の現地での生活
7,無くなった際の対応(帰国時編)
8,対策はどうする
9,~そして新しい機材へ~





1,どこで無くなったのか

上記のようにフランス出張時です。
当時は中部国際空港からルフトハンザドイツ航空に乗って、

中部国際空港→ドイツ フランクフルト空港→フランスの現地空港

という経路で行来ました。
預け荷物であるスーツケースは最初に預けたら途中で受け取って再チェックインの必要はなく、最終目的地まで運ばれるようになってました。

そのため無くなったとしたら「最終目的地」である可能性が一番高いと思われます。

最終目的地でスーツケースが無いことに気づき現地職員に尋ねても大したことはわからず、「到着するならこのレーンから荷物が返ってくるはず」みたいなことをフランス語で言われただけでした。



2,どうやって無くなったのか

1のような状態のためよくわかりません。
ただ予想としては、「最終目的地で誰かが間違えて持っていった」ですね。

というのも、まず現地空港についた際の入国審査が非常に時間がかかり、並び始めから審査をパスするまでおよそ1時間かかりました。

その後、荷物受け取りレーンに行っても私が乗ってきた便の荷物は既に全てが出されており、それ以降に到着した便の荷物が出されているタイミングになりました。

そんな中スーツケースを探して20~30分ウロウロしたのですが、1つ、私のスーツケースに似た色、大きさ、明確な違いはロック方式がパチっとはめるだけのシリンダータイプかジッパータイプかっていうスーツケースがあり、「あー・・・なるほど」と悟りました。



3,何が無くなったのか

これが私が航空会社に提出した内容物リストです。


これを書いたときに思い出せるだけ書きました。

そしてあとから社員証紛失時のの再発行費用も入れときましたw


総額およそ28万です、全額保障されればいいなぁー。

まあ航空会社の保障と、うちの会社が海外出張者には持つことを推奨してる提携の年会費無料UCゴールドカードの付帯保険の一つが有効ということが後にわかったので、ほとんど全額返ってくると思っています。

少なくとも18万は返ってくるかなー、と。


ではとりあえずDTMに使用していたものだけ書きます。

1,オーディオインターフェイス
  UA-S10(75600円) / Roland

2,ヘッドホン
  SRH1540(51600円) / Shure

3,ポータブルスピーカー
  beats Pill 2.0($200) / beats

4,MIDIキーボード
  iRig Keys(当時約14000円) / IK Multimedia

5,トラックボールマウス
  M570(6630円) / ロジクール

6,ライセンス管理用USBデバイス
  iLok2(4990円) / Pace

7,ライセンス管理用USBデバイス
  USB e-Licenser(5119円) / Steinberg

8,PC用ACアダプター
  Frontier製PC用ACアダプター(10260円) / Frontier

9,外付けHDD
  2TB外付けHDD(9650円) / シリコンパワー


おおまかにはこんな感じでしょうか。


もうね、クリティカルな物ばかりです。
これまでの音作りの根幹を担ってた音を出す部分、これまで作った曲のバックアップや作った曲データ含む音楽データ1万数千曲の入った外付けHDD、そしてライセンス管理用のUSBデバイスを両方なくしたのが・・・



4,無くなった際の対応(空港編)

これは当然、まず空港のバゲージカウンターに申し出なければいけません。
もちろん英語です。
それなりに英語を喋って仕事をしている人間なのでまあまあなんとかなるのですが、行き先はフランス、お互い英語は母国語では無いためなかなか意思疎通がうまくいかない時もありました。

でも、なんとかして対応をしてもらうわけです。

このとき一番大事なのはこの書類、PIR(Property Irregularity Report)をもらうこと。


これがなければ保険の話も何も出来ませんし、これに書かれている「FILE REFERENCE」というナンバーが発行されなければ捜索もされません。

UCゴールドカードの付帯保険を担当している保険会社のページには[現地で入手していただくもの]として「紛失証明(みたいなもの)」がありますが、このPIRがその紛失証明です、絶対に手に入れましょう。


ちなみに、COLOUR/TYPEのソフトマテリアルは、私はハードと伝えたのに間違っていた、「お互い英語は母国語では無いためなかなか意思疎通がうまくいかない」が当てはまった部分ですw


5,無くなった際の対応(保障編)

これ、覚えておいて、もし同じような状況に遭遇したら思い出してください。


「即、クレジットカード会社や保障会社、その他相談できるところに相談」
「航空会社の日本語窓口があるならそっちも即相談」

です。


私はなまじ英語が喋れて、フランスも何度か行っていたので多少の生活にも慣れていたため多少の不便だけで済んでいた & クレジットカードの付帯保障のことを忘れていたため、この初動が遅れました。

今回の私の場合だと、
「発生から衣服と衛生用品など生活必需品が100%とその他必要と認められるものの50%を補填する」
という保障がまずついていました。

この保障は、紛失発生から3日以内に購入したものに対して有効です。


付帯保障の確認をする電話をしたのはスーツケースが無くなってから5日後。

もっと早く相談していれば、もっとちゃんとしたものをいろいろ買ってたのに・・・

今回この補填に該当する物はたったこれだけでした。


ホント、もっと色々買えばよかった・・・パジャマとか。

なので損をしないためにも、少しでも不自由を無くすためにも、早めに相談することが必要です。


ちなみに、あとから知ったというか、別途ルフトハンザにメールして知った話ですが、ルフトハンザに自身でも同じような保障があります。
ただ、こちらも同じく発生から72時間以内に購入したものに限るとのこと、なんとかかんとかっていう条例?でそのように決まってるんだとか。

このことを知るためにも、「航空会社の日本語窓口があるならそっちも即相談」も重要なんです。
現地バゲージサービスカウンターは説明とかしてくれません。
クレジットカード付帯保険がない場合、全てこの航空会社の保障に頼ることになりますから。


6,スーツケースが無くなった際の現地での生活

ツイッターで私を見ていた方たちはちょっと知ってるんではないでしょうか?


普段の出張であれば、ホテルに帰ったら即PCを立ち上げてDAW起動しすぐに作曲に入れる状態にし、そして音楽を鳴らしながら料理をして晩御飯を作って食べる、それからDTMへ。


このフランス出張時は、

[平日帰宅後]
→買い出しへ行く
→ワインが安いので買う
→サラミも安いので買う
→飯?調理器具無いしテキトーでいいや
→帰宅、サラミなどつまみを食べながらワイン


[休日時]
→朝起きる
→朝7時から開いてるスーパーに行く
→サラミやつまみとワインを買う
→朝っぱらから飲んだくれる
→昼は寝てる
→夕方起きたらまたワイン
→夜また寝る
→翌日二日酔い


完全にクズ野郎でしたわぁ(=゚ω゚)


私、DTMが必要なんだな・・・って思いました。

あ、もちろん平日昼間はしっかり仕事しましたよ!


7,無くなった際の対応(帰国時編)

そんなこんなで、結局スーツケースは見つからず、帰国時用のスーツケースも調達し帰国の途につきました。
で、まず帰国当日に私がやったことは、

1,航空会社チェックイン時にサービスカウンターはないか尋ねる
  →経由地にあるからそっちに行くと良いよ!

2,帰国の経由地のルフトハンザのサービスカウンターにPIRを持っていって状況を確認
  証明書などの説明もきく
  →もしかしたら荷物は日本に着いてるかも、そっちでもう一回きいてみて!
  →他に発行できるものは無いけど、PIRが証明書として有効だよ!

3,日本帰着時にStar Allianceのバゲージカウンターにバゲージロストのことを伝える
  →以降5日間の捜索はANAが代表して行うことに
   5日間に見つからなかった場合ルフトハンザに対応が移る
  →内容物リストを記入する用紙を送るので記入して返送してください、とのこと

4,帰国後に現状をクレジットカードの付帯保険を対応する保険会社に連絡
  →保障ナンバー?は付帯保険の場合クレジットカード番号になるらしい

5,iLok紛失のRMA発行

6,新たなライセンス管理用USBデバイスを購入

7,Cubaseの復旧(ライセンス再発行)をYAMAHAに依頼
  →今回特別に再発行してもらえました!超超超ありがとうございました!
   場合によっては対応してもらえないと思います。

8,PCにライセンス付与できるソフトのライセンス再発行依頼
  →とりあえずFLUX製品なのでMedia Integrationに対応依頼
   そしてすぐに再発行してもらえました!超超超ありがとうございました!
   

そして今に至ります。



8,対策はどうする

これが難しいところです。
だってバゲージロストは私の方ではほとんどコントロールすることが出来ない。

できることと言えばスーツケースにわかりやすい目印を付けておくこと、名前を入れておくことくらい。


では、もし発生した際の被害が最小限になるような対策にする必要がありますね。

なので今考えていること、考えて行動したことは、

1,外付けHDD、ライセンス管理用USBデバイスは必ず持ち込み荷物に
2,オーディオIFできるだけ小型に、そして持ち込み
3,ヘッドホンもできれば持ち込み
4,iLok USBキーを使用しない
5,長距離移動する際は事前にiLokアカウントで持っているライセンスを一度全て外す

基本的に持ち込みで対応するしか無いのです。
これでもしまたバゲージロストが発生した場合でも、高価な機材やライセンスなどクリティカルな部分、これまでの制作のデータや資料は手元に残ります。

MIDIキーボードはあまり高くない物にしましょう。


9,~そして新しい機材へ~

さあお待ちかね!代わりに買った、新しい機材の紹介です!


1,オーディオインターフェイス
  Groove Gold 30th Anniversary Edition / Apogee



正確にはオーディオインターフェイスではありません、DACです。
かの有名な、そして音に定評あるApogeeが出したヘッドホンアンプ付きDACです。
なんでもApogee Symphony1のヘッドホン出力とほぼ同等のDACを使用してあるそうです、Apogeeに詳しいお方から聞きました。

出張先で録音することは無いので、とにかくヘッドホン出力に全パラメータを振ったかのような物が欲しくてこれにしました。

めちゃめちゃ音良いです(「・ω・)「

しかも小さいので機内持ち込み楽そう。



2,ヘッドホン
  T50RPmk3g(イヤーパッド交換) / Fostex



音に関して評判がめちゃめちゃ良いヘッドホンです。

それもそのはず、他のメーカーではだいたいかなりの高級機にしか使われていない平面振動板を使ったヘッドホンです。
平面振動板を使用したヘッドホンといえば、代表的なのが全てのヘッドホンマニアの憧れSTAXの各種製品や、全ヘッドホン中最高額と思われるゼンハイザーのHE-1(アンプ含め600万)などがあります。

マジで音の分離がすげえです。
標準イヤーパッドだと全体的にかなりバランス良い音を出してくれます。
ただ、私はちょっと低音を強くしたい & 着け心地を改善したくてイヤーパッドをBRAINWAVZが出しているAngled Earpadsに交換しました。
全て狙い通りに変化しました。

これでヘッドホン約18000円+イヤーパッド約3300円って、破格だ。


3,MIDIキーボード
  Keystep / Arturia



Arturia MiniLab Mk IIにしなかったのは、単純にKeystepにはアフタータッチが付いているからです。
これまでアフタータッチを使ったことがないので、どんなものなのか試したくてw


鍵盤を押した感じ、ツマミを回した感じの感触は非常に良いです。
でも鍵盤は逆にちょっと重すぎ?って思うときも。

このキーボードの機能をもっと習得していかないと。


ちなみに、iPhoneと繋げて音が出せるようにMIDIケーブルやKORG plugKEYも買いました(「・ω・)「


4,ポータブルスピーカー
  Sound core2 / Anker



最初は他の、もっと圧倒的な重低音を出せるケンウッドのが欲しかったんですが、そんなの家で鳴らせないな・・・って思って、それよりもサイズと普通に使える音と値段を重視しました。
安いくせに全くもってなかなかの性能、さすがGoogle元社員が立ち上げてるだけあるな。



とまあ、こんな感じになりました(=゚ω゚)ノ

同じ目にあう人はなかなかいないかもしれませんが、何かの参考になればと思います。


ちなみに、無くなったスーツケースと内容物が弁償対応になるのは、ルフトハンザの場合は紛失から100日後だそうです。

早く弁償対応に切り替えてくれ!

コメント